prison & whiskey

ポーランドのバンドって珍しい、かな。Rusted Brain 『High Voltage Thrash』

 

High Voltage Thrash

High Voltage Thrash

 

ポーランドスラッシュメタルバンド、Rusted Brainの1stアルバム 『High Voltage Thrash』。

2013年リリースです。

 

今年に入ってから、3曲入りのデモCDもリリースしているようです。

新作は、今年か、来年か…

 

 


 

 

アルバムタイトルがバカバカしくていいですね。

直訳で『高電圧スラッシュ』。

バンド名は『錆びた脳』でしょうか。

 

持論ですが、アーティスト名か、アルバムタイトルのどちらかに「Thrash」と入っているバンドは、バカバカしいか格好いいかのどちらかです。

 

 


 

 

ボーカルの声は、若い頃のジェイムズ・ヘットフィールドを感じさせます。

『Ride The Lightning』の頃の雰囲気です。

OUTRAGEの橋本直樹っぽくもありますね。いや、橋本直樹がジェイムズに似ているのかもしれない…

 

 

1曲目はSE。副題が "Apocalypse Now" です。

 

『Apocalypse Now (邦題:地獄の黙示録) 』という有名な映画がありますが、そのまんまです。

1分35秒から。

ちなみに流れている曲は、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」です。

 

 

ここで「何だ何だ? 何が始まるんだ?」と思っていると、いきなり2曲目 "Caught In The Fire" に突入です。

これはぜひ1曲目から続けて聴いてもらいたいです。

 

アグレッシブ&ファスト。たった2分30分の曲です。

カップラーメンがちょうどいい硬さになるでしょう。

 

リフはどこかで聴いたことのあるような感じもしますが、思い出せません。

素直に格好いいので良しです。

 

 

7曲目の "Executor" は、初期のMetallicaのように疾走します。

リフは "Motorbreath" っぽいです。

 

ですがこの曲、終盤からテンポを落として、急にIron Maiden風になります。

ツインギターでハモります。メロディアスで格好いいです。

 

こういう展開はメタルファンなら泣くがいい。声をあげて泣くがいい。

 

 

9曲で28分という潔い短さ。1曲目はSEなので、実質8曲です。

アルバム名に負けないくらい、全編を通してHigh Tension Thrashです。

 

全くの雑談ですが、「ハイテンション」は和製英語です。

"High tension" は「高電圧の」という意味になり、"High voltage" と類義です。

人に使ってはいけません。

「ピカピカ―」と鳴くポケモンにだけ使いましょう。著作権が怖いので画像は載せません。

 

全体的に「クロスオーバー・スラッシュ」な曲が多いです。

個人的には、クロスオーバーは若干苦手なのが正直な所。

 

こっち系が好みな人はぜひ試聴などしてみて下さい。