消毒用アルコールは有害か、それとも無害か?米食品医薬品局が調査を開始
私も日々使っている消毒用アルコールに関して、気になったニュースがありました。
日本で言えば厚生労働省に近いアメリカの政府機関です。
そこが懸念したわけですね。消毒用アルコールは危険かもしれない、と。
長期的に使用した場合の安全性について、最新の科学的データを一年以内に提出するよう、製造メーカーに要請したのだそうです。
FDA requests additional information to address data gaps for consumer hand sanitizers https://t.co/XWkHaG3dTp
— Media Affairs (@FDAMedia) 2016年6月29日
特に妊婦や子供への影響を懸念しているからだそう。
病院、お店と身近になった
病院、ショッピングセンター、そしてそれらのトイレ。
今や様々な所に消毒用アルコール(消毒用エタノール)は置かれています。
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こういったポンプ型の物を見ることは珍しく無いと思います。
これを使い続けると・・・ということが今回の話です。
何故急に調査が始まったのか?
今回調査が始まった背景には、この「身近になった」があるようです。
簡潔に言えば、以前はここまで使われていなかったけど、昨今は使用頻度が増えたよね。危ないかもねということ。
というのも、FDAが最初に調査を行った1970年台には、ここまでの使用はされていなかったようなんです。
加えて、技術の進歩で体内の少量の消毒剤も検出できるようになったことや、安全知識や科学的知見の向上もあり、これはちゃんと最新の調査をする必要があるよね、と判断されたわけです。
じゃあどうすればいいの?
アメリカ疾病管理予防センター、通称CDCによれば、普通の石鹸と水で手を洗うことが最も重要だとのこと。
シンプルかつ原始的な方法が、一番効果的で安全であるのかもしれません。
確かに消毒用アルコールは便利で楽です。
ワンプッシュで「シュッ」。
私もついつい使ってしまいます。
しかし、その便利さと引き換えに、安全性は犠牲になっているのかもしれません。
[参考:FDA requests additional information to address data gaps for consumer hand sanitizers,
Is your hand sanitizer safe? The FDA wants to know - CNN.com]