prison & whiskey

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個人的には近年No.1バンド。Savage Messiah 1stアルバム『Insurrection Rising』

 

Insurrection Rising

Insurrection Rising

 

イギリスのヘヴィメタルバンド、Savage Messiahの1stアルバム『Insurrection Rising』を紹介します。*1

2009年リリース作。

 

今作のプロデューサーを務めたのは、クリス・タンガリーディス

 

あのJudas PriestPainkillerのプロデューサーとしても有名です。

日本のAnthemの作品も手がけており、『Bound To Break』などは彼によるものです。

スラッシュ×正統派

彼らの音楽性を一言で言うと、スラッシュメタルの疾走感とリフに、パワーメタルと正統派メタルのメロディアスさをブレンドしたと表現出来ます。

 

煎じ詰めると、TestamentMetallicaIron MaidenJudas Priestといった先人たちの混成です。

 

ザクザクとしたスラッシュメタルのリフ。中音域~高音域をこなす歌えるボーカル。攻撃的な疾走。ツイン・リード。

それらを高い次元で昇華させたバンドです。

一曲目からトップギア

 

百聞は一見にしかず。1曲目の "Insurrection Rising"。

 

Testamentを思わせるリフと疾走感。中音域を主体に力強く歌うボーカル。

音作りは非常にタイトで、1stアルバムながら弱々しさは一切ありません。

 

ギターソロは凡庸ですが、それを差し引いても素晴らしいです。

アルバムとしては次第点

ただ、褒めちぎっていてなんですが、はっきり言ってアルバムとしての緊張感や満足感は1曲目がピークです。

 

決してこれ以降の曲のクオリティが低いわけではありません。

 

例えば、6曲目 "Enemy Image" といったスラッシュチューン、ラスト9曲目の "He Who Laughs Last" の物悲しい感じのギターソロなど、良い部分もあります。

 

しかし、1曲目が出色の出来であったことで霞んでしまっています。

 

何より惜しかったのが、2、3曲目とミドルテンポの楽曲であったこと。

テンションの違いがあり過ぎて、退屈に拍車をかけます。

平凡な曲なので取り立てて言うこともなく・・・

 

ようやく復活するのは4曲目ですが、ちょっと遅かった。

 

それ以降も、悪くはないのですが印象に残らない曲ばかりが続きます。

 

アルバム全体を通して言えるのは、ペース配分を間違えたマラソン選手のよう。

 

突き詰めれば、疾走曲とそうでない曲のクオリティの差が大きいのが課題かもしれません。

しかし成長するのでご安心を

これが2009年当時なら、次のアルバムはどうなるんだろうか、一発で終わるのかと心配もしたでしょう。

が、今や2016年。幸い結果は分かっています。

 

彼らはこの後、2012年に2ndアルバム『Plague Of Conscience』、2014年に3rdアルバム『The Fateful Dark』をリリース。

そして期待を裏切ることなく成長してくれました。

 

いずれ書こうと思っていますが、The Fateful Dark』は本当に目覚ましい作品となりました。

 

今作はまだまだ序章に過ぎなかったということです。

もちろん、未熟だからこその良さがあるので、今回紹介したわけです。


バンドの大半の曲を作っているであろう、Gt.&Vo.のDave Silverの才能の片鱗を伺い知れる作品です。

*1:この前に『Spitting Venom』という作品もリリースしていますが、公式にはEP扱いなのでカウントはしていません。