Google Mapsは何故どんどんダメになっていくのか
久しぶりにGoogleマップを見て驚きました。進化ではなく、退化にです。いつの間にこんなにダメになっていたのだろうと。
今回比較対象として用いたのは、マピオンマップ。
広域が分かりづらい
Googleマップは、とにかく何があるのか分からない。
縮尺を広域にすればするほど、一体全体何があるのか、てんで不明なのです。
渋谷区 富ヶ谷図書館付近
見て分かる通り、とにかくGoogleマップはスカスカです。
まず一番目立つのが、色ではないでしょうか。
マピオンマップの国道は、黄色で塗られています。
図書館の色はピンク。公園の色は緑。
総じて、大きくて目印になるようなものには色が付いているのが特徴です。
一方のGoogleマップは、ほとんどが白塗り。
申し訳程度に色が付いているとはいえ、目立つはずの国道でさえ他の道と同じ色です。
情報量にも大きな差が見られます。
マピオンはやや情報過多で詰め込み過ぎな感じは否定出来ませんが、どこに何があるのかよく分かります。
一方Googleマップは、コンビニが存在するのが分かる程度。
品川駅周辺
もはや別の場所かな?と思うくらいに違います。
いくら広域だとはいえ、ここまで省略してしまうのは不便極まりないです。
熊谷駅周辺
熊谷駅から、市役所周辺までの地図です。
左だけ見たらまるでど田舎のよう。
▲同地区のAppleマップ
これを見ると、GoogleマップはAppleマップに寄せてきた感じがします。
以前は・・・
▲左:2016年7月26日現在のGoogleマップ
右:2012年10月のGoogleマップ
同じ広域でも、以前のGoogleマップであれば、しっかりと情報が表示されていました。
現在のマップでも、あるレベルまで拡大すれば詳細な地図が表示されることはされます。
しかし、そうなるまでが遅く、かなり拡大してようやくといった感じ。
何もこんなにスカスカにしなくても良かったのではないでしょうか。
まとめ
以前はもっと見やすかった気がするGoogleマップですが、いつの間にかAppleマップのようになってしまいました。
先に述べたように、かなり拡大すれば詳細な地図が表示されますが、今度は道順を辿れなくなります。
今のGoogleマップは、「駅から◯◯までの道を見たい」などという用途には随分と不向きになりました。
ゴチャゴチャさせないのがオシャレなんでしょうか。綺麗なデザインを自慢したいのでしょうか。
しかし、地図で重要なのは詳細で分かりやすい情報であって、フラットにすればいいってものではないと思います。
個人的には、以前のGoolgleマップの方が見やすくて好きでした。